こんにちは。
公認心理師の上田です。
今日はコミュニケーションの中から、
『聞く』にスポットライトを当てたお話です。
言葉には色々な意味が込められており、
その時の状況によっても受け取り方が様々です。
例えば、
≪どうしたの?≫という問いかけに、≪大丈夫≫と返したとします。
この時、≪大丈夫≫を
「心配してくれてありがとう」と好意的に受け取ることもあれば、
「放っておいてほしい」と否定的に受け取ることもできます。
言葉の意味としてだけでなく、
その発信に伴う表情やしぐさ、態度なども受け取り方を左右するのです。
人にはそれぞれ異なる理解の仕方(枠組み)があります。
それは、育った環境や経験などが影響していると言われており、
相手の話を正しく聞くためには、相手の枠組みに沿った理解が必要です。
先入観や正解/不正解の目線など、
「正しく聞く」を妨げる態度を考えてみるのも大切です。
また、相手が話しやすくなる「聞き方」として、
・聞いているサイン(相槌‥)をだす
・共感を言葉で伝える
・相手の話に興味を示す といった工夫も有効です。
どれも習慣にするまでは大変ですが、
ちょっとした意識で取り入れることのできる方法です。
日々の生活の中で取り入れてみてはいかがでしょうか☆